“カラオケの採点で、表現力の項目がいまいち伸びない…”
“そもそも表現力が何を基準としているのか分からない”
カラオケで高得点を目指している人は、このような壁にぶつかったことがあるのではないでしょうか?
表現力は、明確な基準が存在するものではないため、少々厄介です。そもそも、人によって感性が違うので、正解すら存在しないもの。
じゃあ、カラオケは何を基準に表現力を測っているのでしょうか?機械が採点するので、人間よりも詳細な基準が必要になるはずですよね!
ということで今回は!カラオケの採点項目にある表現力とはなんのことなのか、そして、カラオケで高得点が取れる人の特徴や高得点が狙える歌い方のコツなどを、徹底解説していきます!
芝居を始めて15年。俳優、声優、アイドル、イベントMC、ナレーター、と人前に出る仕事をほぼ一通り経験してきた女。「喉を壊したら死んだも同然」をスローガンとして掲げ、日々喉ケアに囚われている。現在もどこかで役者をしているらしい。
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(引用元:NAYUTAS)
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カラオケの表現力とは?
そもそも歌の表現力は、「感動」とか「心が動かされる」等の感性的なもので表されるため、正解がなく基準も人それぞれなものとされています。
このように判断の基準が難しい表現力ですが、機械が判断するカラオケの採点機能にも、しっかりと採点項目として存在しているんです。
ここでは、そんなカラオケ機が一体何を基準にして表現力を測っているのかを、解説していきます。
カラオケは「テクニック」を表現力として判断している!
実は、カラオケが表現力の判断基準としているのは、テクニックのクオリティなのです。
しゃくり、こぶしなんかがテクニックとして判断されます。その他にも、抑揚という細かなニュアンスも採点基準となっています。
カラオケで表現力の採点基準となるテクニック
ここからは、カラオケの機械が表現力の基準としているテクニックについて、ひとつひとつ詳しく解説していきます。
ちなみに、機種によって「表現力」の項目に若干の差があります。
- DAM
- 「表現力」という項目の中に、抑揚・しゃくり・こぶし・フォールという基準が用意されている
- JOYSOUND
- 「表現力」という項目がなく、抑揚のみが独立した採点項目とされていて、他の3つ(しゃくり・こぶし・フォール)は「テクニック」という項目の中に用意されている
しかし、ひとつひとつ見ていくと、採点基準の詳細に差はほとんどありません。JOYSOUND側では表現力とはされていないものの、テクニックは加点の対象になっているので、ここでしっかり確認しておくことで高得点を狙いやすくなりますよ!
抑揚
抑揚は、感情が乗っていない一本調子な歌い方ではなく、声の強弱をしっかりつけて歌えているかが主な基準となっています。ただ強弱をつけるだけでなく、曲の展開に合わせた抑揚をつけられているかも重要なポイントです。
DAMの公式YouTubeのこの動画では、カラオケ機の開発者さんが抑揚について直々に解説をしてくれています!
しゃくり
しゃくりは、あえて本来の音程より低い音程から歌い始め、本来の音程まで滑らかに移行させていくテクニック。イメージしやすいのは、普段驚いた時に言う「えぇ!?」です。この音の引き上げ方がしゃくりと同じと言われています。しゃくりは、極端にやってしまうと、音程がずれていると判断されてしまうので、加減には要注意です。
DAMの公式YouTubeのこの動画では、カラオケ機の開発者さんがしゃくりについても直々に解説をしてくれています!
こぶし
演歌や民謡でよく知られている、母音の音を少しずらすテクニック。基本的な旋律からは脱線しないように、音を細かく揺らすのがポイントです。上手くできると、曲が華やかになります。
DAMの公式YouTubeのこの動画では、カラオケ機の開発者さんがこぶしについても詳しく解説をしてくれています!
フォール
フォールは、本来の音程から低い音程へ滑らかに移行していくテクニック。フレーズの終わりで使われることが多く、切なさやセクシーさなどを演出できますが、こちらもやり過ぎると音程がずれていると判断されてしまうので注意が必要です。
DAMの公式YouTubeのこの動画では、カラオケ機の開発者さんがフォールについてもしっかり解説をしてくれています!
カラオケが上手い人と歌が上手い人の違い
ここまで、カラオケの表現力について解説してきましたが、実はこれらのテクニックができるからと言って、その人が歌が上手いとは限りません。
「カラオケが上手い人と歌が上手い人は別だ」というのを聞いたことがある人は多いと思います。これは、両者が歌で目指しているものが全く違うため、歌い方そのものが違っているから。
ではカラオケが上手いのと歌が上手いのとでは何がどう違うのか、ここからしっかり解説していきます!
カラオケが上手い人の特徴
まず、「カラオケが上手い=高得点が取れる人」です。
カラオケで点数を競っている人は、歌を芸術としてではなく技術として捉えています。
カラオケの採点はゲームのようなもの。音程やリズムなどの基本的な項目が正確で、テクニック等による加点を増やすことができれば、高得点が取れるようになっています。
カラオケが上手いと言われている人の技術は素晴らしいものですが、その多くの人が、誰かに伝えるための芸術的な歌い方ではなく、あくまで点を取るための歌い方になってしまっています。
極端な例だと、しゃくりを多用していたり、どのフレーズにもビブラートをかけている、というような感じです。点数が取れても、聞く側にとってはしつこく感じる歌になってしまいますよね。
このような部分が、カラオケが上手い人が必ずしも歌が上手いとは限らない、と言われている理由だと思います。
歌は点数化なんてできないものだと筆者は思っています。歌は芸術的なものだと考えていて、人それぞれ感じ方が異なるからです。ただ、歌を上手く歌うには、音程やリズムも欠かせません。
そういった点で、カラオケが上手い = 高得点が取れる人とも言えるでしょう。
歌が上手い人の特徴
歌が上手いかどうかは、聞き手がどう思うかが大切だと筆者は考えています。
基本的な技術がしっかりしている上で、聞き手に何かを伝えるプラスアルファを持っている人が、歌が上手い人と言われているのではないでしょうか。
筆者が個人的に大好きなアーティスト、Nissy(AAA 西島隆弘)さんはまさに、基本的な技術がとんでもなくしっかりしている上に、誰にも真似できない声色と、こだわり抜いた表現力というプラスアルファで、ファンを魅了しています。
よく、歌うま系カラオケ番組に本家のアーティストが挑戦した際「上手いはずなのに点数が低い」なんて場面がありますよね。これは、プロが基準としているものが点数や評価ではなく、聞き手がどう感じるかを考えて歌っているからです。
歌が上手い人は、カラオケ機に媚びる歌い方はしません。聞いている人の心を掴む歌い方をしているのです。
心を掴む歌い方や、歌が上手い人についてより詳しく知りたい人は、ぜひこちらの記事もご覧ください!
カラオケで高得点が狙える歌い方のコツ!
ここからは、カラオケで高得点を取りたいという人向けに、歌い方のコツや気をつけるべきポイントについて解説していきます。
音程に気をつける
採点中、カラオケの画面には音程バーが表示されていると思います。音程が正確だと、色が変わったりキラキラが出たりしますよね!
そんな音程は、歌に無くてはならないもの。JOYSOUNDは、特に音程の点数配分が高いので、確実に狙っていきましょう。
絶妙に音がずれてしまうなと悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
リズムは正確に
音程と同じくらい重要視されているのがリズムです。歌が上手い人は、音程が正確な人とリズム感が良い人の2種類に分かれると言われているくらい、リズムは聞き手に対して大きな印象を与えます。
JOYSOUNDでは採点項目として出ていませんが、DAMでは、リズムの取り方が速いか遅いか、7段階のゲージでしっかりと評価されています。
どのくらい採点に影響するのかははっきりと分かりませんが、リズムが良くないと音程バーからもずれていってしまうので、しっかりと曲を聞きこんで覚えておくようにしましょう。
安定感を意識する
安定感は、聞き手が不安にならない、しっかりとした歌声で歌えているかどうかを評価する項目。
採点では、音程がブレたり声が震えていないかが基準となっており、JOYSOUNDでは点数配分が高く、DAMでも結果画面で評価の対象となっている重要な項目です。
安定感は、基礎的なことができているかどうかが問われるもの。今一度、腹式呼吸ができているか、曲はちゃんと覚えているかなどの、基本を見直してみてください。
安定感についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください!
テクニックで表現力を豊かに
今回の記事で一番のテーマとなっている表現力。
抑揚・しゃくり・こぶし・フォール、そしてビブラートなどのテクニックは、大きな加点対象となっているのでしっかり決めたいところです。
ただ、やり過ぎは良くありません。
そこで筆者がおすすめするのが、本家の真似をすることです。どこで強弱をつけているのか、どこでどんなテクニックを使っているのかなどを徹底的に聞きこんで、確実に加点を狙ってみてください!
マイクは正しい持ち方で
意外と盲点なのが、マイクの持ち方です。
カラオケ用のマイクは、マイクのてっぺんから綺麗に音が入ることを前提として作られているもの。そのため、例えばタモリさんのように身体と並行になるような持ち方をしてしまうと、声を上手く拾ってくれなくなります。
また、握る位置も気にかけてみてください。よく歌手の人が行う、マイクの丸い網状になっている部分を手で覆う握り方は、あまりよくありません。ハウリングと呼ばれるキーンという音が出てしまう原因になります。
マイクの持ち方のポイント
- マイクのてっぺんを、口の正面に
- 口とマイクの距離は指2本分からこぶし大くらいで
- 網状の部分に手が当たらない位置で握る(下過ぎるのも×)
マイクの持ち方は、ハロー!プロジェクトのアイドルを参考にするのをおすすめします。ただ、口に近づけすぎなところがあるので、そこは真似しないようにしてください(ライブ用のマイクはカラオケ用のマイクとは性能が違うものを使っているため)。ですが、角度や握り方はかなり参考になりますよ!
こちらの動画の解説がとてもわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください!
表現力豊かな歌い手になりたいなら
歌は、気持ちよく歌えば歌うほど独りよがりなものになり、表現力が迷子になってしまいがちです。音程やリズムは自分でどうにかできるかもしれませんが、表現力の独学はあまりおすすめしません。
表現力を磨いて魅力的な歌を目指すなら、プロによるボイストレーニングに通うことをおすすめします!
ボイトレと聞くと「プロを目指してるわけじゃないしそこまで本気になる必要はないのでは?…」と思われるかと思います。ですが、近年ボイトレは趣味としても注目されていて、意外にも気楽に始めることができるようになってきているのです。
実際、カラオケでいい点を取るためだけに通っていたり、友達とのカラオケで堂々と歌えるようになりたいからという理由で通っている方も多くいらっしゃいます。
とは言っても、ボイトレは少しハードルが高いように感じる習い事ですよね。何が良いのか、どうやって教室を選んだらいいのかなど、詳しいことがわからなければ、通うための第一歩はなかなか踏み出しにくいもの。
なので、ここからはボイトレ教室に通うメリットや、教室選びのコツなどを詳しく解説していきます!
ボイトレ教室に通うメリット
ボイトレ教室に通う一番のメリットは、自分のなにが良くないのかを分析してもらえるところ。
自主練習も良いですが、いざやってみるとなかなか難しく、伸び悩んでいる人もたくさんいらっしゃるかと思います。知識がないことで、なにが良くなくてどこを変えればいいのかがわからなくなるからです。
ところが、ボイトレ教室にいる先生たちは歌の専門家なので、その人がどんな発声の仕方をしていてなにが良くないのかを、的確に見抜いてくれます。初心者には、基礎的な発声法から音程の取り方、さらには家での練習方法まで詳しく教えてくれるでしょう。
ネット上にある発声法や練習法も、もちろん素晴らしいものが多いです。ただ、それが全員に合うかと言われれば、そうではないと筆者は思っています。
どんなことでも、自分に足りないものを補って得意を伸ばすためのトレーニングは絶対に必要なこと。自分では気づけていない部分を、プロに分析してもらうのはすごく大切です。
このメリットを体感してみたい人は、体験レッスンだけでも参加してみてはどうでしょうか。習い事にネガティブな感情を持っている人でも、案外楽しめるかもしれませんよ!
ボイトレ教室を選ぶ時のコツ
一番気になるのは、やっぱりお金のこと。教室の選び方はなかなか難しいですよね!
ボイトレ教室、と一言で言ってもいろんな形があり、そのシステムや料金は様々。それぞれに特徴があったりもするので、一つ一つ解説していきます!
値段で選ぶ
まず、安さで選びたいのであれば、大手のボイトレ教室を調べてみてください。
全国展開しているようなボイトレ教室であれば、自分の家の近くにもあるかもしれませんし、お値段もお手頃で、体験レッスンを開催しているところも多くあります。
ただ、大手の教室はボイストレーナーが毎回変わったり、安いプランだと集団レッスンの可能性があるということに注意が必要です。
大手には沢山の生徒とボイストレーナーが在籍しています。そのため、自分が希望する先生を選べなかったり、他の何人かの生徒と一緒にレッスンを受けるプランを選ぶことになる可能性があるのです。なので、マンツーマンで内容の濃いレッスンを受けたいという人には、あまり向いていないかもしれません。
ですが、色んな先生の意見を聞けたり、他の生徒の歌声を聞いて勉強できるという点で見ると、かなりおすすめ。
また、大手は気軽に通えるというのも大きなメリットと言えます。値段がそこまで高くない分、趣味で通っている人や、なんとなく歌が上手くなりたいというような人も多く、通うハードルがそこまで高くありません。
なので、「とりあえず趣味感覚で始めてみたい!」という人にとっては、大手はとってもおすすめですよ!
先生や教室の実績で選ぶ
プロの歌手になりたい!という大きな覚悟を持っている人は、個人で開講しているボイストレーナーに師事することをおすすめします。
個人の教室は、生徒がそこまで多くないため、密に接してくれる先生が多いです。レッスンの内容も、一人一人の目指すところに合わせてカスタマイズしてくれるので、内容の濃いレッスンが受けられるかと思います。
また個人の先生は、自身が歌手活動の経験があったり、有名歌手のボイトレ講師をしていたり、何かしらの実績を持つ先生が多くいらっしゃいます。実績がある分信頼が厚く、貴重なお話を聞けたりもするので、そこも良いポイントと言えるでしょう。
筆者が実際に通ったことのある個人レッスンの先生も、レッスンのことだけではなく、オーディションのことやSNSの伸ばし方まで、何でも親切に相談に乗ってくださる方で、とてもお世話になった思い出があります。
個人レッスン以外にも、有名なアーティストを輩出した芸能スクールのような、実績のある教室を選ぶという選択肢もあります。こういったところは周りのレベルがかなり高いので、ライバルと切磋琢磨しながら上を目指せるところが素晴らしく、とても良い環境でレッスンが受けられるでしょう。
プロを目指すレベルの教室は、他より厳しく、レッスン費も高いかもしれません。ですが、レッスンのクオリティもそれにふさわしいくらいに高いです。本気で取り組みたい方は、実績ある先生や芸能スクールで学ぶことも、ぜひ検討してみてください。
NAYUTASなら、自分にぴったりのレッスンが見つかる!
(引用元:NAYUTAS)
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まとめ
表現力は、歌を個性的なものにしてくれる重要なもの。だからこそ難しく、多くの人が立ち止まってしまう原因にもなります。
ですが、カラオケで表現力を高めたい場合には攻略法が存在するので、練習さえすれば誰でも高得点を取ることが可能なのです。
カラオケ機で高得点を取れる技術は、歌の基礎の塊とも言えます。しっかり極めることができれば、本当の歌うまになることも夢ではありません。
ぜひ、人の心もカラオケの心も揺さぶることのできる、素敵な歌い手を目指してみてください!