MENU

裏声がかすれるのはなぜ?原因と対策を徹底解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

“せっかくうまく歌えているのに裏声になると安定しない”、”裏声だけかすれてしまう”と悩んだことはありませんか?

歌を本気で勉強している人ほど、悩むことが多い問題のひとつです。裏声だけでなく、声がかすれてしまう原因には様々な要因が考えられます。トレーニングで改善するようなものであれば問題ありませんが、中には命にかかわる問題が潜んでいることも。

本記事では、歌がうまくなりたいと悩んでいる人向けに、裏声のかすれがどうして起こるのか、そして具体的な改善策にはどんなものがあるのかを、詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

芝居を始めて15年。俳優、声優、アイドル、イベントMC、ナレーター、と人前に出る仕事をほぼ一通り経験してきた女。「喉を壊したら死んだも同然」をスローガンとして掲げ、日々喉ケアに囚われている。現在もどこかで役者をしているらしい。

目次

裏声がかすれる原因とは?

何事にも言えることですが、改善には原因を知る必要があります。

今回は、なぜ裏声がかすれてしまうのか。

一般的に思いつくのは、風邪や歌いすぎ等かと思いますが、実はそれだけではありません。中には命に関わる病気の可能性もありますので、しっかり確認してみてください。

喉の疲れと過度の使用

「カラオケで数時間歌い続けたら喉が枯れてしまった。」という経験は、誰にでもあると思います。その時の喉の状態というのは、炎症やむくみが起こってしまい、かなり疲れている状態。

さらに、普段声をあまり使わない人が何かのタイミングで沢山おしゃべりをした場合なんかも、同じようにかすれるような現象が起きます。

声帯も筋肉のひとつ。使いすぎると、他の筋肉が筋肉痛を起こすのと同じように疲れてしまうので、普段は楽に出せている裏声でも、かすれてしまうのです。

発声方法の問題

これは裏声に限らず、地声でもミックスボイスでも言えることですが、正しい発声方法ができていないと喉がうまく使えず、綺麗な声で歌うことは難しいです。

発声方法が正しくないと、綺麗な声を出せなくなるだけではなく、喉にも大きな負担がかかってしまいます。

健康上の問題

風邪をひいた時、喉がやられてガラガラになってしまうことがあると思います。そんな時は、普通に話すだけでも声がかすれてしまい、裏声ももちろんかすれた声になってしまいます。

ただの風邪なら問題はありませんが、裏声だけでなく、声がかすれてしまうという症状には、病気が隠れている可能性があり注意が必要です。

中には命に関わる重大な病気もありますので、なにか違和感を感じるような症状があれば、一度耳鼻咽喉科を受診してみても良いかもしれません。

裏声のかすれを改善するための具体的な対策

裏声のかすれを改善する方法は、ひとつではありません。原因によって必要になることがかなり変わってくるので、自分の状態に当てはまるものを確認してみてください。

正しい発声練習

裏声を出すときは特に、リラックスを心がけることが大切です。発声練習をするときにも、余計な力を入れないように行いましょう。

どんな分野でもそうですが、基礎はとても重要。歌の基礎となる発声練習も、正しい方法で行うと効果的です。

喉を守る生活習慣

日常生活の中には、喉に良い影響を与えるものと悪い影響を与えるものが存在します。喉を良い状態に持っていくには、生活習慣にも気を付けることが必要です。少し意識してみるだけでも、裏声のかすれ改善に繋がるので、ぜひ確認してみてください。

  • 喉に良い生活習慣
    • 喉の潤いを保つ(水をこまめに摂取、部屋の加湿)
    • 睡眠をしっかり取る
    • ストレスを溜めないように心がける
    • マスクで感染症を防ぐ
    • 使いすぎたときはとにかく喋らない、休ませる
  • 喉に悪い生活習慣
    • 飲酒
    • 喫煙
    • 口呼吸
    • 咳をしないように気を付ける(喉がダメージを受けるため)

専門家の助言を得る

自分で色々試してみてもよくわからない場合は、ボイストレーナーや耳鼻咽喉科の先生に聞いてみることも必要です。

「これが原因かもしれない」と自己判断したものが間違いだった場合、喉に負担をかけてしまうことがあります。

特に発声方法をまったく知らないという方は、プロのボイストレーナーを頼って安全に喉を使えるようになってから、自主練習することをおすすめします。

また、特に思い当たる節が何もないのにも関わらず、声がかすれてしまったり違和感を感じるのであれば、耳鼻咽喉科への受診を検討する必要があります。

自宅でできる裏声練習方法

ここからは、発声方法に原因があった場合に有効になる、簡単な練習方法を紹介していきます!

自主練習で気を付けてほしいのは、正しい方法でできているか、そしてやり過ぎないようにすることです。簡単そうなトレーニングに感じてしまうかもしれませんが、このようなちょっとしたことを積み重ねていくことで、確実に歌唱力はアップしていきますよ!

基本的なウォームアップエクササイズ

誰でも比較的できて手軽なエクササイズでおすすめしたいのが、リップロール。やり方は簡単で、唇をプルプルと震わせるだけです。

カラオケの前に、好きな曲を一曲リップロールで歌うと、それだけでウォーミングアップになります。

うまくできないという方は、指を口角に当てて下から押し上げるようにした状態でやってみてください。

リップロールはこちらの動画がとても参考になります!

@shira_sta 高い声がでるボイトレ #ためになるtiktok #tiktok教室 #おしら#しらスタ#ボイトレ#ボイストレーニング ♬ オリジナル楽曲 – しらスタ【歌唱力向上委員会】

効果的な裏声の発声練習

まずはとにかくリラックス

裏声は、リラックスして喉をしっかり開くことが大切です。力が入ってしまって喉が開いていないと、綺麗な裏声は出せません。あくびをするときの喉の形をイメージしてみると、喉が開きやすくなりますよ。

ハ行で感覚を掴む

ハ行は、音よりも息のほうが先行して出ていくので、裏声の感覚を掴みやすいと言われています。またハ行は、力があまり入らないので、裏声の練習に適していると言えるでしょう。

感覚を掴んだ後に、こんな練習を取り入れてみるのも効果的です!

@rin_voitore 【裏声苦手なら○で改善出来るよ!】 無料歌声パーソナル診断 初回無料オンラインレッスンやっています! 詳細はプロフィールからご確認ください! #ボイトレ #ボイストレーナー #ボイストレーニング #カラオケ#高音 #fyp#おすすめ #シンガーソングライター ♬ オリジナル楽曲 – 有咲りん / ボイトレ – 有咲りん【ボイトレ🎤】

モノマネをする

モノマネは、歌の上達にとても有効と言われています。自分の中で「この人うまいな」と感じる歌手を見つけ、裏声部分だけに限らずその曲を一曲まるまる真似して歌ってみてください。そこから徐々に感覚を掴んでいけば、自分らしい歌い方も見つけていけるはずです。

休息とリカバリーの重要性

プロのもとで練習をしていないとやってしまいがちなのが、練習のやり過ぎです。

先ほども少し触れましたが、喉も筋肉でできているので使いすぎると疲れが出てきてしまいます。その状態で練習を続けてしまうと喉が炎症を起こしてしまい、せっかく頑張っているのにしばらく練習ができないなどの逆効果にもなりかねるのです。

たくさん努力して練習することもとても大切ですが、プロはそれと同じくらいに休息も大切にしています。

夢や趣味のために頑張っているのならば、その喉をぜひ大切に扱ってあげましょう。

よくある質問(FAQ)

裏声がかすれるのは病気のサイン?

確かに喉がかすれることの原因の中には、風邪やポリープ、咽頭がん等もありますが、一概にそうとは言えません。生活習慣によるものだったり、使いすぎて起きることもあります。ですが、命に関わる病気の恐れもありますので、もし普通とは違うような違和感を感じるのであれば、一度専門医への受診を検討してみてください。

どれくらいの期間で改善される?

裏声のかすれの改善にかかる期間には個人差があります。発声に問題がある場合は、正しい方法で発声することで一瞬にして改善されることもありますが、生活習慣によるものであれば、生活を変える必要があり、短期間での改善は難しくなります。さらに、病気の場合は治らなければ改善の見込みは立ちません。ご自身の状況を専門家に伝えて、どのくらいの期間が必要なのかを聞いてみるのが一番良いかと思います。

裏声がかすれる時の緊急対策は?

喉に違和感が出たときは、話さないことが一番重要です。足が疲れたら歩かない、手が疲れたら動かさない、というのと同じように、喉は声を出すことで筋肉を使うので、必要以上に話さないようにしましょう。

また、有名な声優さんが耳鼻科の先生に言われたという対処法の中に「音楽をあまり聞かないように」というものがあったそうです。これは、音楽を聞くだけでも声帯が反応してしまい、無意識に動かしてしまうからなんだとか。日常的に音楽を聴いている人は、少し控えるのも効果的かもしれません。

さらに、うがいをするのも効果的です。うがいは、喉にいる細菌やウイルスを洗い流してくれると同時に、潤いも与えてくれます。

他にも、喉の違和感には重大な病気が隠れている可能性も考えられますので、場合によっては耳鼻咽喉科に急ぎましょう。

まとめと次のステップ

裏声がかすれる、綺麗に出せない原因には、色々なものがあります。

単に正しい発声ができていないという場合がほとんどかと思いますが、生活習慣によるものや病気の可能性もありえます。初心者は特に自己判断をせず、自主練習で改善が見込めないのであればプロのボイストレーナーを頼りましょう。ただ初心者で無くても、病気等は自分で判断するのがほぼ不可能です。何か違和感を感じるのであれば、できる限り早く耳鼻咽喉科を受診するようにしてください。

裏声を意識して練習すると、音域を広げることができたり、表現力を高めることができたり、さらにはミックスボイスに繋げていくことができます。

正しい方法で、今よりもっと美しい歌声を目指してみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次